北前船の寄港地・鵜鷺地区鷺裏は、忘れかけていた日本の姿を残した街。
有名な出雲大社の脇を車を走らせ、峠を超えていく。誰もこの先にこんな街があるとは想像しまい。だからこそ、その姿を残し現代の問題を抱えて存在しているかのごとく見えるが、それは違って、偶然にもその姿を留めることができた数少ない存在をこの街は残しえたのである。
鉄道も飛行機もない時代、下駄履きで島根から大阪に行けると言わせたこの街、この街で現代の若者と、意識人と住民が真っ向からその可能性と問題点を語った。
初めて参加したヤクザルも、島大生・高知大生の熱いエネルギーに感動を覚えた。歴史ある風習の街「鵜鷺」それは、若者たちのエネルギーにより
木っ端微塵に取りはらわれ、未来を共有する思いで一つとなった。
日本の再生は、政治家がするのではなく、その地で暮らす人々が築くのだと、今回の行動が物語ったのだと言えよう。
ありがとう島大の諸君・有難う高知大の諸君・有難う見守る大人達、これは、これからの日本の理想的な姿に違いないと確信します。