役所広司 演ずる山本五十六の人間像を通じ、戦争に反対でありながら、立場上の役目を果たさねばならない環境のなかで、如何に「早期終結」「最少犠牲」に導くのかが、彼の曲げなかった本意・・・・
高倉健 演ずる宮城啓介大尉、時の日本の中央腐敗を案じ、使ってはならない力と知りつつ、大義に動く宮城と若い将校たち・・・2・26事件で知られる
歴史教科書で、文字の記憶を留めるのが精いっぱいの教育
その本質や背景を知らずに、日本人を演じてきた自分が情けなく思う。
この2つの映画を、今年になって立て続けに観ることになったのも、何か意味あるのだろう。
戦争悪は誰しも思うもの、その裏に戦争に縋る、ずるい人間欲が存在する。
歴史の中には、正義と悪が必ず存在し、悪をもって清算されてきた。
その悪を止められず傍観すれば、自身も悪の一員でしかなくなる。
東日本大震災から1年が経とうとしている今、好い日本にできるよう見極めて生きねば・・・。
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