これは同じ作品で、左右で色が変化する織り方。(テーブルランナー)
こちらは左右で見えるものを隠しながら織る技法。(ベッドカバー)
エメラルドグリーンに輝く糸を強調させ、下に織り込んである家紋柄の「黒柿」「鳥海神代杉」を隠す。
題名は「絹の道・(シルクロード)」 西国のエキゾチックな文化を光る糸で表現、東の果て日本のイメージを、「家紋」と控えめな光の組み合わせで表現しました。
日本には、外国の環境では培えなかった独特な「日本の心」があり、歴史・文化を支えていると思います。
この「日本の心」が、これからの海外輸出産業の最大の武器になることと信じます。
昨年の3.11より私たち日本人は、「日本の心」をどう表現し、その価値をもって海外の生活・文化に、どのように役立つのかを考えなければなりません。
3.11で犠牲となられた多くの方々から、「考え直し新たな出発」のチャンスを頂いたのだと、肝に銘じたい。
常に斬新で渋みのある作品ばかりで素晴らしいですね。
投稿情報: 松浦東吉 | 2012/03/14 22:10