伐採禁止となった屋久杉は、当初の緩和処置として、一部のエリアからの倒木・土埋木(切り株)の伐りだしを最近まで続け、ほぼ伐りだし尽くしたのが現状です。
これからは、本格的に屋久杉材の消費による減少が始まるのです。
そこで原木材を損なわず減らさずできる経済活動に転換していくために,「屋久杉拓本製品開発」を提案してまいりました。
最初は、きもの帯に採用していたのですが、広く一般的にも活用いただくために、最近では「命名軸」「拓本軸」を紹介しています。
屋久杉蓮杢の切り口の拓本で、「長寿・かたい絆・生まれ持った可能性の開花」などの意味をもたせています。
アップで見ると、三本の木が一本の屋久杉になっているのがわかります。そして 「心のかたち」 に・・・
最近、注文のあった「和」の文字を、書家の仲山龍洞先生に書いていただいた作品です。
陸前高田の奇跡の一本松も、この木でしか伝えれないメッセージを持っていると思います。
そのメッセージが身近な拠りどころとなることを望みます。
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