「ムエタイ」・・・タイ王国に伝わる伝統格闘技
お国事情もあって、貧困から這い上がる術として、幼い子供らが親からはなれ技を磨く。
番組で取り上げられていたのは6歳で母親と別れ、ジムに住み込みで勉学とムエタイをの修行をする12歳の少年だった。
久々の試合で負けはしたものの、ファイトマネーとして2000バーツを受け取る。本来なら、ランニングシューズが欲しい所、母親の元に久々に会いに行き、2000バーツを渡すことに。(10キロの米が600バーツ)
せっかく会えたのに一言も喋らない彼、母親の仕事のない現状を傍らでききながら、手から2000バーツを差し出す彼、彼の口からは一言も言葉がでないが、目からは純粋無垢な涙が堪えても堪えても流れ落ちる。
12歳の彼の心中を察するのに言葉は要らなかった。
この感動は、いつ味わったきりなのか・・・
「何をするのか」 ではなく 「何の為にするのか」・・・日本人は考えなければ・・・
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