屋久島に通いはじめて5年になりました。3ヶ月サイクルで行くことで、島のみなさんともいくらか分かり合えるようになりました。
一昨年の春”屋久島の財産を減らさないで”と呼びかけスタートした活動。
昨年4月に素人の集まりで作った’屋久杉の拓本作品展’ そのとき出展された拓本とは違う海がめの人形がきっかけとなり、永田地区のみなさんは「うみがめ」をテーマに作品化することになりました。
島内で捨てられ焼かれていた、古着や着物・屋久杉の木屑、これらを集めて小さな「うみがめ」ができあがりました。胴のなかに屋久杉の木屑をいれて、「屋久杉のかおり海亀」が完成4月から地元、永田地区のみでの販売スタートしました。
これが好評で、民宿さんホテルさんが協力して販売、砂浜で海がめ観察にくるひとたちには真っ暗な駐車場での販売、そして売り上げの一部は地元の老人倶楽部さんに寄付までできたそうです。
最初の販売までのご苦労は、個人の商売目的でやるものと誤解されていましたが、そのうちに屋久島の財産をへらさない、ゴミをださない、燃やさない、一般の主婦とお年寄りに分け隔てなく参加をよびかけ、楽しくつくり皆に還元するすがたに今では理解者も増え、新たなうごきがでてきたそうです。
何もないと思われていても、そこにある物から有をつくり出せた見本です。永田のみなさん
ありがとう、ありがとう、ありがとう。
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